憂国

今日は衆議院選挙公示日。色々と言いたいことはあるが、これだけは言っておきたい。


「改革」って言えば何でも許されるのか?


たったひとつの法案が参議院で否決されただけで衆議院を解散するというのは、二院制の否定ではないのか。「制度として許されているから構わない」という論者がいるが、権力の側にある人間が「意に添わない者を排除する」という印象を与えかねない行動を取るというのは大変危険であることを是非認識していただきたい。目的のためには手段を選ばないというならば、「国家の難局打破のため」の大政翼賛体制だって、「戦争終結のため」の広島・長崎への原爆投下だって、「世界平和のため」のイラク侵攻だって、何だって許される訳だ。


「世の中が良くなる」なんて詐欺めいた言辞で飾り立てられた、とっても怪しい郵政改革なんかのために好き勝手やられたら堪らない。都市銀行が殆ど無いために郵便局に頼りっぱなしの田舎学生は、斯様に考える訳であります。