提起

SANSPO.COMより
広島・黒田が反則投球基準に“反論”…子供たちの関心低下も

 広島・黒田博樹投手(30)が27日、広島市内で来季から規制を強化される投球動作について“反論”。足でタメを作る動きが違反となる可能性があるだけに、セットポジションでの投法が増え、個性が埋没することによって、子供たちの興味をそぐ危険性がある、と指摘した。

来季から厳しくなる反則投球基準で不正投球とみなされれば、無走者ならボール、有走者ならボークの“ペナルティー”を受ける。
「違反になるなら、セットで投げる投手が増えるかも。それは見ているチビっ子たちにとって、(投球フォームの)魅力はどうなのか、と思う」
例えばロッテ・渡辺俊のような地を這うような投法など、個性が失われることが、野球への関心低下につながりかねない。阪神・下柳とともに最多勝に輝いた男は、子供の“夢”を失うことを危惧している。
「ぼくらがいっても何も変わらないと思うけど…。打者を惑わすからか、スピードアップが目的で違反なのか、今のところ意図が分からない」
世界のルール統一か、個性無視か。不透明な流れを黒田は憂いている。
(南 恭士)


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